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Wi-Fi 6・6E・7の違い|今選ぶべき規格を徹底比較

2026年8月5日

Wi-Fi 6・6E・7の違いを、6GHz対応や通信速度、選び方で比較したイメージ

こんにちは、家ネット再構築のジュンです。Wi-Fiルーターを買い替えようとすると、Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7という似た名前が並び、「結局、6と7のどちらを買えばいいの?」「6Eは何が違うの?」と迷いますよね。

数字が大きいWi-Fi 7を選べば間違いなさそうですが、使っているスマホやパソコン、契約中の光回線、ルーターの有線ポートまで合っていないと、期待したほどの違いを感じられないこともあります。

私もWi-Fi 5対応のNEC WG1200HSを約10年使い、ようやくWi-Fi 7対応のBUFFALO AirStation WSR3600BE4P-BKへ買い替えました。速度は実際に上がったものの、普段のネット利用で体感が劇的に変わったかと言うと、そこまでではありませんでした。

この経験からも、規格名だけで決めず、自宅の機器や回線を含めて選ぶことが大切だと感じています。

この記事では、Wi-Fi 6・6E・7の違いをかみ砕いて比較します。あなたの家庭ではWi-Fi 6で十分なのか、6GHz帯を使える6Eが合うのか、将来を見越して7を選ぶべきかが分かるはずです。

記事のポイント

  • Wi-Fi 6・6E・7の基本的な違い
  • 6GHz帯を使うための条件と注意点
  • 規格以外に確認したい回線とポート
  • 家庭ごとに合うWi-Fi規格の選び方

今選ぶべきWi-Fi規格

最初に結論から言うと、すべての家庭にWi-Fi 7が必要なわけではありません。利用中の端末、住宅環境、回線速度、予算を見ながら、必要な部分へお金をかけるのが納得しやすい選び方です。

多くの家庭ではWi-Fi 6でも十分です。6GHz帯を使いたいならWi-Fi 6E、または6GHz対応のWi-Fi 7を選びます。今後Wi-Fi 7対応端末を増やす予定があり、MLOなどの新機能や長く使えることを重視するならWi-Fi 7が候補です。

多くの家庭はWi-Fi 6で十分

スマホでWebサイトを見る、動画配信サービスを視聴する、オンライン会議をする、家庭用ゲーム機をつなぐといった一般的な用途なら、Wi-Fi 6対応ルーターでも十分に快適な環境を作れます。Wi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯を使い、複数端末が同時につながる家庭で通信の順番待ちを減らす仕組みも備えています。

現在使っているスマホやパソコンがWi-Fi 6までの対応で、光回線も1ギガ契約なら、価格のこなれたWi-Fi 6ルーターはかなり現実的です。Wi-Fi 7ルーターへ予算を上乗せしても、端末側がWi-Fi 6なら接続はWi-Fi 6として行われます。

つまり、ルーターだけ先に新しくしても、Wi-Fi 7の機能を丸ごと使えるわけではありません。

6GHzを使うなら6Eか7

Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi 6の仕組みを6GHz帯まで広げた規格です。従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、比較的混雑の少ない6GHz帯を使えるため、近隣のWi-Fiが多いマンションなどでは選択肢になります。

ただし、Wi-Fi 7と書かれた製品が必ず6GHz帯に対応するわけではありません。Wi-Fi 7ルーターには、2.4GHz帯と5GHz帯だけを使うデュアルバンド製品もあれば、6GHz帯を加えたトライバンド製品もあります。

私が購入したWSR3600BE4P-BKもWi-Fi 7対応ですが、利用するのは2.4GHz帯と5GHz帯です。

そのため、目的が「6GHz帯を使いたい」なのであれば、箱や製品ページのWi-Fi 7という文字だけで決めず、周波数帯の欄に6GHzと明記されているかを確認してください。ここはかなり間違えやすいところですよ。

将来性ならWi-Fi 7が候補

これからWi-Fi 7対応スマホやパソコンへ買い替える予定があり、ルーターを長く使いたいなら、Wi-Fi 7を選ぶ意味があります。Wi-Fi 7には、複数の通信経路を活用するMLO、最大320MHz幅の広い通信路、より多くの情報を一度に送る4K-QAMなどが盛り込まれています。

とはいえ、これらの機能はルーターと端末の両方が対応し、利用する周波数帯や製品仕様などの条件もそろって初めて活かせます。

安価なWi-Fi 7ルーターでは6GHz帯や320MHz幅に対応しない場合もありますし、有線のINTERNETポートが1Gbpsなら、10ギガ回線を契約しても入口部分は最大1Gbpsです。

Wi-Fi 7対応デュアルバンドルーターのバッファロー WSR-3600BE4P-BKパッケージ表面

私が購入したWi-Fi 7対応のBUFFALO AirStation WSR3600BE4P-BK

Wi-Fi 6・6E・7の違い

3つの規格は、単純に最大速度だけが違うわけではありません。利用できる周波数帯、新機能、対応端末の多さ、ルーターの価格が変わります。

全体像を比較してみましょう。

比較項目 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E Wi-Fi 7
IEEE規格 802.11ax 802.11ax 802.11be
主な周波数帯 2.4GHz・5GHz 2.4GHz・5GHz・6GHz 2.4GHz・5GHz・6GHzに対応可能
規格全体の理論上最大速度 9.6Gbps 9.6Gbps 約46Gbps
最大チャネル幅 160MHz 160MHz 320MHz
主な特徴 多台数通信の効率化 6GHz帯を追加 MLO・4K-QAMなど
向いている人 価格と実用性を重視 6GHz帯を使いたい 新機能と将来性を重視

表の最大速度は、規格全体としての理論値です。家庭用ルーター1台やスマホ1台でそのまま出る速度ではありません。製品ごとのアンテナ数、対応する周波数帯、チャネル幅、有線ポート、設置場所などによって実際の速度は変わります。

Wi-Fi 6は家庭向けの本命

Wi-Fi 6は、従来より速くするだけでなく、たくさんの端末がつながったときの待ち時間を減らすことを重視した規格です。周波数帯を細かく分けて複数端末へ割り当てるOFDMAや、複数端末と並行して通信するMU-MIMOなどにより、家族のスマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機、スマート家電が同時に動く環境へ対応しやすくなっています。

Wi-Fi 6対応端末とルーターは選択肢が豊富で、価格を抑えたモデルから広い戸建て向けまで選べます。

一方、基本的に2.4GHz帯と5GHz帯を使うため、集合住宅では混雑の影響を受ける場合があります。

Wi-Fi 6Eは6GHz対応版

Wi-Fi 6Eの「E」は、Wi-Fi 6を拡張したものという意味合いです。通信方法の土台はWi-Fi 6と同じ802.11axですが、新たに6GHz帯へ対応しています。

そのため、Wi-Fi 6Eは「Wi-Fi 6と7の中間の速さ」というより、6GHz帯を使えるWi-Fi 6と考えると分かりやすいですよ。

ただし、6GHz帯を使うにはルーターだけでなく、スマホやパソコン側もWi-Fi 6Eまたは6GHz対応Wi-Fi 7である必要があります。Wi-Fi 6までの端末は、Wi-Fi 6Eルーターにつないでも2.4GHz帯か5GHz帯を使います。

Wi-Fi 7は新機能が魅力

Wi-Fi 7は802.11beと呼ばれる新世代で、Wi-Fi 6や6Eの考え方を引き継ぎながら、速度、遅延、通信の安定性をさらに高める機能が加わりました。

MLOで複数の経路を活用

MLOは、複数の周波数帯や通信経路を活用する仕組みです。製品の対応方法によって動きは異なりますが、複数帯域を同時に使って通信量を増やしたり、混雑や干渉が起きたときに別の経路へ切り替えたりすることで、速度や安定性の向上が期待できます。

私が購入したデュアルバンドのWSR3600BE4P-BKも、2.4GHz帯と5GHz帯を利用するMLOに対応しています。つまり、6GHz帯がなくてもWi-Fi 7の機能を一部使える製品はあります。

320MHzで通信路が広がる

チャネル幅は、データが通る道路の幅のようなものです。Wi-Fi 6と6Eの最大160MHzに対し、Wi-Fi 7は最大320MHzへ広がります。条件がそろえば、一度に送れるデータ量を増やせます。

ただし、320MHz幅を使うには6GHz帯への対応が関係し、ルーターと端末の双方が対応していなければなりません。

デュアルバンドのWi-Fi 7ルーターを買っただけで320MHzが使える、と考えないようにしましょう。

4K-QAMで情報量が増える

QAMは、電波へどれだけ細かく情報を載せるかに関わる仕組みです。Wi-Fi 6の1024-QAMに対し、Wi-Fi 7では4096-QAM、通称4K-QAMが採用され、一度に運べる情報量が増えました。

ただ、電波へ細かな情報を詰め込むほど、良好な電波状態が必要です。ルーターから遠い部屋や壁の多い場所では、カタログ上の差がそのまま出るとは限りません。

新機能の効果は、近距離や見通しの良い場所ほど得やすいと考えておくとよいでしょう。

◆ジュンのワンポイントアドバイス

Wi-Fi 7の文字だけを見て買うのではなく、「デュアルバンドかトライバンドか」「6GHzに対応するか」「MLOはどの帯域で動くか」を確認しましょう。同じWi-Fi 7でも中身はかなり違いますよ。

Wi-Fiの6GHz帯とは

Wi-Fi 6EやWi-Fi 7を検討するとき、いちばん分かりにくいのが6GHz帯ではないでしょうか。

6GHz帯には混雑を避けやすい利点がある一方、届き方や対応機器には注意が必要です。

混雑を避けやすい周波数帯

2.4GHz帯は遠くまで届きやすいものの、電子レンジやBluetooth機器なども使うため混雑しやすい帯域です。5GHz帯は2.4GHz帯より高速通信に向きますが、近隣のWi-Fiルーターも多く利用しています。

6GHz帯は、Wi-Fi 6E以降の比較的新しい機器が利用するため、従来機器が入り込みにくく、空いた通信路を使いやすいのが特徴です。

マンションで周囲のSSIDがずらりと表示されるような環境では、6GHz帯が役立つ可能性があります。

壁越しや遠距離は苦手

周波数が高くなるほど、一般的に壁や床などの障害物を通り抜けにくくなります。そのため6GHz帯は、ルーターと端末が同じ部屋にある場合や、見通しの良い近距離では力を発揮しやすいものの、別の階や壁を何枚も挟む場所では届きにくくなることがあります。

戸建てで階をまたいで使う場合は、6GHz対応だけでなく、5GHz帯や2.4GHz帯の性能、アンテナ構成、メッシュWi-Fiへの対応も見てください。

端末側の対応も必要

6GHz帯を使うには、ルーターと接続端末の両方が6GHz帯へ対応している必要があります。スマホの仕様欄にWi-Fi 6とだけ書かれている場合、Wi-Fi 6Eルーターを買っても6GHz帯ではつながりません。

6GHzを目的に買うなら、ルーターと端末の両方を確認してください。片方だけ対応していても6GHz通信はできません。正確な対応状況は、購入前に各メーカーの公式サイトで確認しましょう。

体感速度を決める条件

Wi-Fi 6と7のどちらが速いかを考えるとき、規格だけに目を向けると判断を誤りやすくなります。実際の速度は、通信経路の中でもっとも遅い部分に引っ張られるからです。

ルーターと端末で決まる

Wi-Fi通信は、ルーターとスマホやパソコンが向かい合って成立します。ルーターがWi-Fi 7でも、スマホがWi-Fi 6ならWi-Fi 6相当で接続されます。

反対に、スマホがWi-Fi 7でも、ルーターがWi-Fi 5ならWi-Fi 5までです。

同じWi-Fi 6対応でもアンテナ数や最大チャネル幅は異なります。製品箱の合計速度は複数帯域の理論値を足した表示であることも多く、1台の端末がその速度でつながるわけではありません。

光回線が上限になる

インターネット上の速度は、契約している回線の上限にも左右されます。1ギガ回線なら、Wi-Fi 7の理論値が何ギガあっても、インターネットとの出入口は基本的に1Gbpsまでです。

実際には通信の仕組みに必要なデータや混雑などもあるため、速度測定で常に1Gbpsぴったりになるわけではありません。

有線ポートが盲点になる

10ギガ回線を契約するなら、ルーターのINTERNETポートが10Gbpsや2.5Gbpsに対応しているかを確認してください。

Wi-Fi部分が高速でも、ONUとルーターをつなぐINTERNETポートが1Gbpsなら、インターネット通信はそこで頭打ちになります。

WSR-3600BE4P-BK背面のLANポートと最大1GbpsのINTERNETポート

WSR-3600BE4P-BKの背面。回線速度を活かすにはINTERNETポートの仕様確認も必要

パソコンへ有線でつなぐ場合はLANポートも確認します。10ギガ回線を契約し、INTERNETポートが10Gbpsでも、パソコン側へつなぐLANポートが1Gbpsなら有線接続は最大1Gbpsです。

パソコンのLAN端子やLANケーブルも同様で、10ギガ環境を作るならCAT6Aなど対応するケーブルが必要になります。

◆ジュンのワンポイントアドバイス

私はSo-netの戸建て10ギガ回線を検討してから、購入したWSR3600BE4P-BKのINTERNETポートが最大1Gbpsだと気づきました。10ギガ回線の速度をきっちり活かしたい人は、Wi-Fi規格より先にWAN側のポートを見たほうがよいです。

設置場所でも差が出る

高性能なルーターでも、床へ直置きしたり、金属製ラックやテレビの裏へ隠したりすると電波が届きにくくなります。家の中心に近く、床から少し高い、周囲が開けた場所へ置くのが基本です。

特に5GHz帯と6GHz帯は壁や床を挟むと減衰しやすいため、規格を新しくするだけで家中の電波問題が解決するとは限りません。

広い戸建てや鉄筋コンクリートの住宅では、メッシュWi-Fiや中継機を含めた配置の見直しが必要な場合もあります。
>広い戸建てにおすすめのWi-Fiルーター選びと実機レビュー

Wi-Fi 7へ替えた実感

ここでは、私が約10年使ったWi-Fi 5ルーターから、Wi-Fi 7対応のWSR3600BE4P-BKへ買い替えた経験を紹介します。

すべての家庭で同じ結果になるわけではありませんが、規格変更の体感を考える参考にはなるかなと思います。

買い替えを決めた理由

以前使っていたのはNECのWG1200HSです。速度に大きな不満はなく、「まだ使えるから」と買い替えを5年以上先送りしていました。

結果として、約10年も使い続けることになりました。

ただ、ファームウェア更新が止まってから長く、セキュリティ面が気になっていました。家庭内にはWi-Fi 6対応端末が増え、今後Wi-Fi 7対応スマホを買う予定もあります。

そこで、NEC Aterm 7200D8BEとBUFFALO WSR3600BE4P-BKを比較し、価格を考えて後者を選びました。

数値ははっきり向上した

買い替え直後の体感では、「前より少し軽いかな」という程度で、驚くほどの変化は感じませんでした。Web閲覧や動画視聴は、以前のルーターでも大きく困っていなかったからです。

ところが、同じ5GHz帯で速度を測ってみると、旧ルーターよりWSR3600BE4P-BKの数値ははっきり上がり、有線接続に近い結果が出ました。

普段の操作は数十Mbpsでも十分にこなせるため、数字ほど体感差が大きくならなかったのだと思います。

旧Wi-Fi 5ルーターNEC WG1200HSの5GHz速度測定結果

買い替え前のNEC WG1200HSによる5GHz接続の速度測定結果

Wi-Fi 7ルーターWSR-3600BE4P-BKの5GHz速度測定結果

WSR3600BE4P-BKへ買い替えた後の5GHz接続の速度測定結果

速度測定の結果は、回線、時間帯、測定端末、ルーターとの距離、周囲の電波状況などで変わります。掲載した数値は私の家庭で測った一例であり、同じ機種を購入すれば必ず同じ速度になるわけではありません。

Wi-Fi 7でも6GHzはない

WSR3600BE4P-BKはWi-Fi 7対応ですが、2.4GHz帯と5GHz帯を使うデュアルバンド製品です。6GHz帯や320MHz幅を目的に選ぶ製品ではありません。

一方、2.4GHz帯と5GHz帯を使ったMLO、新しいWi-Fi 7対応端末との接続、価格の手頃さを重視するなら候補になります。

この実例から分かるのは、Wi-Fi 7という規格名だけでは製品の性格を判断できないことです。6GHzが必要な人と、今の5GHz環境を新しいルーターへ置き換えたい人では、選ぶモデルが違って当然ですよね。

WSR3600BE4P-BKの詳細なレビューは、こちらをご覧ください。
>WSR3600BE4P実機レビュー|速度と注意点を検証した結果

購入前に確認する項目

Wi-Fi 6か7かを決める前に、次の項目を順番に確認すると失敗を減らせます。全部を最高仕様にするのではなく、自宅で詰まりそうな部分を見つけるのがコツです。

端末の対応規格を調べる

まず、日常的に使うスマホ、パソコン、ゲーム機がどのWi-Fi規格に対応しているかを確認します。家族全員の主力端末がWi-Fi 6までなら、Wi-Fi 6ルーターでも性能を活かしやすいでしょう。

近いうちにWi-Fi 7対応スマホへ買い替える、パソコンの無線LANカードを更新する予定があるなら、Wi-Fi 7ルーターを先に導入する考え方もあります。

ただし、使いたい機能がMLOなのか6GHzなのかまで決めておくと、製品を絞りやすくなります。

周波数帯を確認する

製品仕様の「周波数範囲」「無線LAN」「バンド数」などの欄を見て、2.4GHz、5GHz、6GHzのどれに対応するかを確認します。6GHzが必要なら、トライバンドや6GHz対応と明記された製品を選んでください。

デュアルバンドのWi-Fi 7は、Wi-Fi 7の一部機能を使いながら価格を抑えたい人向けです。

トライバンドのWi-Fi 7は、6GHz帯を含む選択肢の多さが魅力ですが、価格は高くなりやすい傾向があります。

回線とポートをそろえる

1ギガ回線を使い続けるなら、INTERNETポートが1Gbpsのルーターでも回線とのつり合いは取れます。将来10ギガ回線へ移る予定があり、速度を活かしたいなら、10Gbpsまたは少なくとも2.5Gbps対応ポートを検討しましょう。

なお、10ギガ回線の通常料金は1ギガ回線より高くなることが多く、利用目的によっては持て余します。キャンペーン料金だけでなく、終了後の月額、解約条件、工事費、対応プロバイダも確認してください。正確な料金や条件は回線事業者の公式サイトで確認し、契約に迷う場合は事業者の窓口へ相談しましょう。

間取りと接続台数を見る

ルーターの対応間取りは目安であり、壁の材質、設置場所、階数によって届き方が変わります。戸建てで階をまたぐ、鉄筋コンクリートの壁が多い、家の端にしかONUを置けない場合は、少し余裕のあるモデルやメッシュ対応製品を選ぶと安心です。

また、接続台数は家族の人数ではなく、スマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機、プリンター、スマートスピーカー、家電などをすべて数えます。

今後増える分も含め、メーカーが示す接続台数に余裕を持たせてください。

更新と安全性も見る

Wi-Fiルーターは、家庭内ネットワークとインターネットの境目にある機器です。WPA3への対応、自動ファームウェア更新、メーカーのサポート情報を確認しましょう。

古いルーターがまだ動く場合でも、更新が長期間止まっているなら買い替えを考える理由になります。私も速度不足より、ファームウェア更新の停止が大きなきっかけでした。

◆ジュンのワンポイントアドバイス

買う順番は「Wi-Fi 7かどうか」より、「端末」「6GHzの必要性」「回線」「INTERNETポート」「間取り」です。この順で見ると、必要以上に高いモデルを選んでしまうことを防げます。

家庭別のおすすめ規格

最後に、どのような家庭へWi-Fi 6・6E・7が合うのかを分けて考えます。

迷ったときは、最も高い規格ではなく、自分の利用条件に合うものを選んでください。

Wi-Fi 6が合う家庭

Wi-Fi 6は、主力端末がWi-Fi 6まで、光回線が1ギガ、動画視聴やWeb閲覧が中心、購入費を抑えたい家庭に合います。

対応製品が多いため、間取りや接続台数に応じて選びやすいのも利点です。

古いWi-Fi 5ルーターからの買い替えなら、Wi-Fi 6でも通信効率や安全性の面で十分な更新になります。Wi-Fi 7対応端末を当面買う予定がなければ、無理に最新規格へ上げなくてもよいでしょう。

Wi-Fi 6Eが合う家庭

Wi-Fi 6Eは、対応スマホやパソコンをすでに持っていて、6GHz帯を使いたい家庭に合います。特に、集合住宅で5GHz帯の混雑が気になる、ルーターと端末を同じ部屋や近距離で使う人は検討しやすいでしょう。

Wi-Fi 7が合う家庭

Wi-Fi 7は、対応端末を持っている、これから増やす予定がある、MLOなどの新機能を使いたい、ルーターを長く使いたい家庭に合います。10ギガ回線や家庭内NASの高速化まで考えるなら、6GHz帯、320MHz幅、マルチギガポートを備えた上位モデルが候補です。

そこまでの速度は必要ないものの、現行のWi-Fi 7端末へ対応しつつ価格を抑えたいなら、デュアルバンドのWi-Fi 7も選択肢です。私のように1ギガ回線が中心で、今後の端末更新を見越す場合には、こうしたモデルでも目的に合います。

製品価格や対応状況は変わる場合があります。正確な情報はメーカー公式サイトをご確認ください。契約や設置に不安がある場合、最終的な判断は回線事業者や販売店などの専門家にご相談ください。

よくある質問

Wi-Fi 6・6E・7を選ぶときによく出る疑問へ、購入者の視点から回答します。

Wi-Fi規格のよくある質問

Q1. Wi-Fi 6と7では体感が大きく変わりますか?

A. Web閲覧や動画視聴がすでに快適なら、規格を替えても劇的な体感差が出ないことがあります。ただし、速度測定、多台数接続、大容量ファイル転送、対応端末でのMLOなどでは差が出る可能性があります。回線、端末、設置場所も一緒に確認してください。

Q2. Wi-Fi 7なら6GHzを必ず使えますか?

A. いいえ。Wi-Fi 7対応でも、2.4GHz帯と5GHz帯だけを使うデュアルバンド製品があります。6GHz帯を使いたい場合は、製品仕様に6GHz対応またはトライバンドと書かれているかを確認してください。

Q3. Wi-Fi 6Eと7ならどちらがおすすめですか?

A. 6GHz帯を使うことが主目的で、対応端末がそろっており、価格を抑えたいならWi-Fi 6Eが候補です。MLOなどの新機能や今後の端末更新まで考えるならWi-Fi 7が向いています。ただし、Wi-Fi 7でも6GHz非対応モデルがあるため、仕様を比べてください。

Q4. 1ギガ回線でもWi-Fi 7を買う意味はありますか?

A. あります。対応端末との通信効率、MLO、家庭内通信、将来の端末更新などに価値を感じるなら候補です。ただし、インターネット速度の上限は1ギガ回線側にも左右されるため、速度だけが目的ならWi-Fi 6で十分な場合もあります。

Q5. 10ギガ回線ならWi-Fi 7が必要ですか?

A. Wi-Fi 7は候補になりますが、規格名だけでは足りません。ルーターのINTERNETポートとLANポート、パソコンのLAN端子、LANケーブル、接続端末までマルチギガ通信へ対応しているかを確認してください。契約条件や必要機器は回線事業者の公式サイトで確認しましょう。

Wi-Fi規格選びのまとめ

Wi-Fi 6・6E・7の違いは、数字の新しさだけでは決まりません。Wi-Fi 6は2.4GHz帯と5GHz帯を使う実用的な規格、Wi-Fi 6EはWi-Fi 6へ6GHz帯を加えた規格、Wi-Fi 7はMLOや320MHz幅、4K-QAMなどを採り入れた新世代です。

  • 一般的な家庭用途と価格重視ならWi-Fi 6
  • 混雑の少ない6GHz帯を使うならWi-Fi 6Eか6GHz対応Wi-Fi 7
  • 新機能と今後の端末更新を重視するならWi-Fi 7
  • 10ギガ回線ではINTERNETポートとLANポートも確認

私自身、Wi-Fi 5からWi-Fi 7へ替えて測定速度は大きく上がりましたが、普段使いの体感は思ったほど激変しませんでした。だからこそ、最高規格を買うことより、あなたの端末や回線に合ったルーターを選ぶことが大切です。

迷ったら、端末の対応規格、6GHzの必要性、回線速度、有線ポートの順に確認してみてください。

この4点がそろえば、「Wi-Fiルーターは6か7か」という迷いに、自分の家庭に合った答えを出しやすくなりますよ。

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ジュン

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